古い着物はそのまま捨てると手間がかかり無一文になりますが、買い取ってもらうと現金を受け取れます。
しかし、着物は需要に応じて価値が変わるため、予備知識なしでそのまま業者に依頼すると安く値切られて失敗することもあります。
古い着物の価値は種類ごとに変わってくるため、自宅のタンスで保管して眠っている場合に買い取ってもらうと高く売れる場合もあります。
ただし、着物の状態や出すタイミングによって査定金額が変動し、複数の業者の内容を比較してから選ぶと良さそうです。
この記事では高く売れる人気の種類の着物だけでなく、買取金額を左右する要素や注意点などを紹介します。
古い着物の処分に困っている人はこの記事を参考に、少しでも多くの現金を受け取れるようにすると良いと思います。
古い着物の買取相場

古い着物はそのままゴミとして捨てるともったいないため、処分する前にどの程度の金額で売れるか確かめると良いかもしれません。
最近では、着物はハレの日を飾るために注目され、中古でもレンタルすると有意義に活用できるため需要があります。
古いものは基本的に時間が経過すると価値が下がりますが、着物は古くても中古として安く販売することやレンタルするなどうまく活用できます。
このため、着物を着ないまま保管すると湿気や防虫対策が必要で、スペースを取るため邪魔だと感じるものです。
古い着物は買取業者または販売店が集め、そのまま別の人に安く売るために利用する傾向があります。
新しい着物は種類によりますが高額になり、入学式や卒業式、成人式など1回限りの着用のために購入するともったいないと感じることもあります。
このため、必要な時期に着物を借りて使うと短期間であれば安くなり、このために古い着物を集める業者や店があります。
古い着物は種類ごとに相場があり、不用品を処分するために参考にすると便利です。
買取相場は定価の約1〜5%
古い着物の買取相場は定価の約1%から5%になり、100万円であれば1万円から5万円です。
ただし、実際には価格が変動する要因もあり、額面通りにならないため複数の業者の査定金額を比較しないといけません。
着物を売るときはあまりにも汚く破損したものは再利用できないため、値段がつかないこともあります。
自宅で眠っている着物を処分したいときは買い取ってもらえば現金と交換でき、購入した金額の約1%でもありがたいと感じるものです。
しかし、愛着を持って来ていた着物なら安く値切られると納得できないため、相場を確かめて複数の業者の提示額を比較すると良いかもしれません。
また、着物の相場は範囲が広いですが、低すぎる金額を提示する業者をなるべく避けると良さそうです。
知名度の高い作家や産地の着物は高額査定
着物は有名な作家が作ったものであれば査定金額が上がり、それぞれの相場を確かめてから複数の業者を比較すると良いかもしれません。
中でも久保田一竹は200,000円から400,000円になり、美術館もある作家のため高額になります。
着物はハレの日を飾るために着ることが多いですが、作るまでに手間や時間がかかり技術力も必要です。
それゆえに有名な作家が作ったものはネームバリューに応じて高くなり、ブランド品のような価値があります。
また、着物は産地によっても価値が変わり、結城紬や加賀友禅など知名度が高いと上がることが特徴です。
古い着物の買取相場一覧
古い着物は、実際いくらぐらいで買取してもらえるのか気になりますよね。
今回は、8種類の着物の相場をご紹介します。
着物の買取相場は種類や作家、生産地などによって異なるため、まずはお持ちの着物がどの種類に当てはまるのかを確認しておきましょう。
また、適正価格で買取してもらえるよう事前に相場を把握しておくことも大切です。
種類 | 買取相場 |
---|---|
振袖 | 10,500円〜20,500円 |
留袖 | 5,500円〜13,000円 |
訪問着 | 8,000円〜20,000円 |
色無地 | 4,000円〜6,000円 |
友禅 | 22,000円〜160,000円 |
お召し着物 | 1,200円〜2,200円 |
ポリウール着物 | 1,200円〜1,900円 |
浴衣 | 700円〜2,200円 |
一般的な買取相場は上記のようになりますが、着物の状態によって変動する場合もあります。
売却する前に、カビの発生やシワがついていないかなど保存状態を確認しておきましょう。
着物の買取金額を左右する要素

着物の買取金額は着物の種類ごとに一律で定められているわけでなく、左右する要素があり不備があれば減算する仕組みです。
このため、購入金額が高くても買取金額はとてつもなく少なくなるケースもあり、期待どおりになるとは限りません。
なぜなら、査定担当者は再販やレンタル、リメイクなどの目的で買い取っているため、需要と釣り合わない金額を出せば赤字になります。
このため、以下の4つのポイントを確かめて査定金額を計算するため、買い取ってもらう前に知ると便利です。
- 着物の作家
- 着物の産地
- 着物の色合いや柄
- 着物の保存状態
逆に、古い着物なら換金できれば良いと考えていると安く値切られてしまうこともあり、ある程度の予備知識をつけてから査定担当者と交渉する必要があります。
古い着物を売るときは減算方式になり、不備があればその都度マイナスになると考えると良さそうです。
しかし、人気度や流通の状況などで基本的な査定金額が決まり、思ったよりも高く売れるケースもあります。
着物は高価な種類でも保存状態が悪いと生地が痛み、リメイクや再販が難しくなると価値が下がっていきます。
着物の作家
着物の作家はブランド品のブランド名と同じものになり、有名で歴史があれば査定金額に大きく影響します。
中でも久保田一竹氏は「辻が花」を復刻させ、200,000円から400,000円の相場になります。
そのほか、加賀友禅の代表的作家である由水十久氏は150,000円、人間国宝の木村雨山氏は200,000円です。
また、人間国宝の羽田登喜男氏や京友禅の人気作家松井青々氏、皇室御用達の作家である北山与三郎氏は20,000円から200,000円と高く、名前を覚えておくと着物買取に役立ちます。
着物の産地
次に、着物の産地は重要なポイントになり、歴史が長く独特な生地や製法であれば査定金額も高くなります。
最初に、友禅は京都市や石川県、東京都があり、それぞれ「京友禅」、「加賀友禅」、「東京友禅」と呼ばれ、江戸時代から続いている伝統的な染め方です。
このため、査定金額は20,000円から150,000円と高いですが、作家によって変わってきます。
次に、紬は蚕の繭から糸を取り出して丈夫に織られたため、おしゃれ着として人気です。
中でも奄美大島の「大島紬」や茨城県結城市の「結城紬」が有名で、査定金額は3,000円から10,000円ですが作家によって上がる種類もあります。
着物の色合いや柄
着物は色や柄などに個性があり人によって好みが分かれ、人気度に応じて査定金額も上がります。
着物買取は需要に応じて査定金額が上がり、逆に好む人が少ないと安くなるため注意が必要です。
最近では、ファッションとして着物が注目されるようになり、人気の色合いや柄は雑誌やネットなどで紹介されています。
このため、どのような着物が高く売れるのか確かめ、最適なタイミングで買い取ってもらうと効果的です。
また、流行に左右されるため最新の情報を確かめ、少しでも高く売れるようにすると良いかもしれません。
着物の保存状態
最後に、着物の保存状態が悪いとリメイクや再販が難しくなり、査定金額も下がってくるため注意が必要です。
古い着物は長く保管すると生地が痛み、いつの間にか破損やカビ、シミ、黄ばみなどが目立ちやすくなります。
このため、少しでも高く売りたいときは状態が悪くなると手遅れになり、無理にシミ抜きすると色落ちして逆効果です。
少しでも高く売りたいときはきれいにすることが一番ですが、着物クリーニングに出せばプロにしてもらえて安心できます。
また、古い着物は独特のにおいが発生し査定金額にも響くため、オゾン脱臭機で消すと効果的です。
古い着物の買取業者の選び方
「不要になった古い着物を処分したいけれど、どの業者に買い取ってもらえばいいのか分からない」とお困りではないでしょうか。
大切な着物を売却する上で最も重要なことは、買取業者の選び方です。
そこで、ここからは着物の買取業者の選び方を3つのポイントと共に解説していきます。
しっかりと比較検討し、信頼できる買取業者を選びましょう。
着物買取の専門業者から選ぶ
日本の伝統文化でもある着物は一般の衣類より価値が高いため、その価値を適切に見極めるには着物の専門知識をもっていないといけません。
身近にあるリサイクルショップでは気軽に売ることができますが、専門知識がない査定員も多く、査定金額が大きく変わってしまうこともあります。
着物の状態などにより値が付かないこともありますが、着物をクリーニングして状態を回復させられる業者もあるため、リサイクルショップや古着屋では値が付かなったものも、着物買取の専門業者であれば買い取ってくれることがあります。
着物の高額買取は、専門知識の豊富な買取業者へ依頼することをおすすめします。
買取方法や手数料が無料の業者から選ぶ
着物の買取方法は、主に3通りあります。
- お店に着物を持ち込む「店頭買取」
- 郵送で業者に着物を送る「在宅買取」
- 査定士が自宅に来て査定する「出張買取」
また、着物買取で発生する可能性のある手数料は、主に5つです。
- 査定料
- 買取手数料
- 出張料(郵送料)
- 振り込み手数料
- 買取キャンセルした場合のキャンセル料
着物の買取といっても査定料や買取手数料、郵送料など様々な手数料が発生し、想定以上の費用がかかるケースも少なくありません。
特に在宅買取、出張買取においては業者により手数料が大きく異なるため注意が必要です。
なかには、キャンセル料や送料などの手数料が無料の業者もありますので、それぞれ買取業者の買取方法や手数料を比較し検討してみてください。
サポートやアフターフォローから選ぶ
大手業者であれば、利用者とのトラブルを起こさないためにサポートやアフターフォローが整っています。
特に、買取から8日以内の場合返金可能な「クーリングオフ制度」や「相談窓口」がある業者は、信頼度が高いため安心して依頼できるでしょう。
さらに、買取後に査定士の対応に問題はなかったかなどアンケートをとる「アフターフォロー」をおこなっている業者もあります。
このように、フォローが充実している業者に買取してもらうのがトラブルを防ぐ大切なポイントです。
古い着物の買取おすすめ業者3選

古い着物を売るときは同じものでも業者ごとに査定金額が異なりますが、多くの内容を比較すると手間や時間がかかります。
また、急な引っ越しなどで急いでいる場合は比較する余裕すらありませんが、事前におすすめの業者だけでも知ると選択肢を減らせて便利です。
買取業者は必ずしもすべてが規則を守る優良業者とは限らず、悪徳業者も少なからずあります。
また、買取方法は店頭以外にも出張や宅配もあり、自宅から店舗まで遠くても好みの方法を選べると便利です。
ただし、査定方法の中でも出張買取は事前に予約が必要で、需要が高い時期になると希望する日時に取れない場合もあります。
このほか、悪徳業者は高価買取などメリットをアピールし、実際に利用すると相場よりはるかに低い金額になるパターンが多いです。
しかし、悪徳業者はホームページがあっても会社概要がなく、電話番号やメールアドレス、所在地などが明記されていないため確認すると回避できます。
おすすめ業者は知名度が高く、実店舗があり複数の買取方法に対応し口コミや評判が良いことが特徴です。
しかし、それぞれの業者のサービス内容や特徴を確かめ、納得できる条件で着物を買い取ってもらう必要があります。
バイセル
バイセルといえば坂上忍さんや木村佳乃さんのCMでも注目され、運営元のバイセルテクノロジーズは上場企業のため安心できます。
また、出張買取が無料で即日対応可、全国対応のため利用しやすく、実店舗も多く気軽に相談できて便利です。
査定担当者は卓越した技術や経験があり、買取価格に期待できることやどんな着物でも査定してくれます。
また、他店より1円でも安いと全額を返金すると約束し、査定に対して自信があるため安心です。
出張買取で査定担当者を指名することもでき、女性を選べるなど気軽に着物に関して相談できます。
このため、他社と比べて買取価格や対応が良いため、利用者からの口コミや評判が良くておすすめの業者です。
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リファスタ
リファスタは、金買取などで実績がある株式会社ラウンジデザイナーズが運営する着物買取業者です。宅配買取を専門としており、キャンセルしても返送料は無料なのが特徴的です。
また、専門的な知識や経験が豊富な査定士が鑑定してくれるので、安心して利用できます。配送保険にも加入しているため、万が一のトラブルにも対応してくれます。
さらに、リファスタは店舗を持たないことでコストを削減し、高額査定を実現しています。
そのため、高額買取を求める方にもおすすめの着物買取業者といえます。
\ 詳しくはこちら /
着物10
着物10は、かつてヤマトクから着物を中心に取り扱うために名前を変更した買取サービスで、株式会社山徳が運営する宅配買取専門の業者です。
30年以上の運営実績を持ち、自宅にいながら査定金額を振り込んでもらえるため、訪問されたくない場合や夜間しか空き時間がない場合にも便利です。
ただし、キャンセルする場合には返送料がかかるため、他社と比較してから利用することをお勧めします。
\ 箱詰めして送るだけ /
古い着物をできるだけ高価買取してもらうコツ

古い着物を処分するときは少しでも高く買い取ってもらいたいものですが、失敗しないようにするためには条件を確かめることが大事です。
着物は有名な作家のものでも状態が悪いと価値が下がるため、なるべく良くする必要があります。
また、着物を着ないまま保管するときは湿気やホコリが付けば生地が劣化し、色が落ちて価値が下がるため注意が必要です。
着物を売るときは知識がない担当者であれば相場や価値が分からず、店舗の利益を出すために安く値切る傾向があります。
このため、着物に関する予備知識がなければ安く買い叩かれるため、きちんと理解してから売ることが大事です。
また、着物の買取は専門店以外にもリサイクルショップがありますが、知識がなく店舗のマニュアルどおりに査定されることがあります。
綺麗な状態を保つ
最初に、着物は綺麗な状態であればレンタルやリユースをしやすくなり、古くても高い値段がつく傾向があります。
逆に、破れていたり汚れているとその部分は使えないため、再利用するためには切り取って補修することが必要です。
このため、基本的な査定金額よりも差し引かれるため、事前にメールやLINEで写真を送って査定してもらった金額よりも安くなります。
着物の価値を下げる要因は破れ、カビ、シミ、黄ばみなどの汚れがあり、査定額は基本の金額から数や状態に応じて減額される仕組みです。
また、汚れを落とす方法は自宅の洗濯機で洗うとシワができたり色が落ちるなど失敗しやすく、着物クリーニングに依頼して清潔にしてもらうと費用がかかりますが安心できます。
着物に関する知識を深める
次に、古い着物を売るときは事前に予備知識をつけ、安く値切られないようにしないといけません。
着物は有名な作家が作ったものや歴史があれば査定金額が上がりますが、買取業者の中には安く買って高く売ることで大きい利益を確保しようとするケースがあります。
また、査定金額は相手を見て決めようとする業者も多く、相場より安く買い叩かれたときに反論できるようにすることが大事です。
最近では、実際には高い値段がつく着物を安く買い叩く業者が多く、着物に関する予備知識をつけて食い下がるようにしないといけません。
このため、古い着物でも愛着があると安く値切られると意味がなく、失敗を避けるためには事前に準備してから交渉する必要があります。
複数の買取業者に査定してもらう
着物の査定金額は同じものでも業者ごとに提示金額が異なり、できるだけ多くの内容を比較して決めることが大事です。
ちなみに、査定金額が変わる要因は販売ルートが異なり、人気や需要に応じて査定するため幅があります。
また、着物の査定だけなら料金がかからない業者も多く、成約しなくても査定ポイントをアドバイスしてもらえ参考にすると効果的です。
着物の買取は店頭以外にも出張や宅配を選べる業者もありますが、出張コストがかかれば査定金額から差し引かれます。
しかし、出張費が無料であればわざわざ店頭に着物を持ち込むと重さがあり途中でシワをつけやすく、この時点で減額されることになります。
高い金額で買取してもらえる着物の種類

着物の価値は種類や作家などで変わってくるため、出す前にそれぞれの相場を確かめると安く値切られないようになります。
高く売れる着物は以下の種類があり、それぞれの特徴や人気の要因を知ると効果的です。
- 留袖
- 振袖
- 訪問着
- 付け下げ
- 浴衣
自宅に着物を着ないまま保管すると邪魔になることもありますが、買取業者に出せば現金と交換してもらえます。
このため、引越しや大掃除などで不要な着物があれば現金と交換し、ものを減らすとスッキリして効果的です。
ただし、着物はどれも同じ査定金額ではなく、種類ごとに違うため高く売れるか確かめて適正な値段をつけてもらうようにしないといけません。
高く売れる着物は留袖、振袖、訪問着、付け下げ、浴衣がありますが、それぞれの特徴を把握しないと交渉をしにくくなります。
しかし、着物は適正価格を出しにくいため、二束三文での売却になることも少なくありません。
留袖
留袖の基本的な意味は「子供が結婚するときに母親が着る着物」を指し、新郎新婦の親戚の方も着用すると定められています。
また、留袖の特徴は白い重ね衿の比翼が付き、末広と呼ばれる扇子を差し様々なスタイルがあることが特徴です。
ちなみに、留袖には2つの種類があり、色留袖と黒留袖があります。
黒留袖は紋が5つ入り金色や銀色の豪華な帯袋で二重太鼓になり、足袋は金具が5つある5枚コハゼでフォーマル向きです。
また、草履は錦織の帯生地や金銀が入り、底が高いために存在感があります。
一方の色留袖は柄が裾だけになるシンプルなデザインで、紋は背中に1つ紋や3つ紋がついています。
また、色は淡いピンク色やクリーム色が多く、おしゃれな留袖と言えそうです。
しかし、留袖の査定金額は黒留袖のほうが上がりやすくなり、なぜなら格式が高くなるためです。
留袖を着るシーンは種類ごとに異なり、主に結婚式ですが状況によって変わってきます。
黒留袖は新郎新婦の母親や親戚の方になり、紋が5つ入っているため格式高い着物で昔はお宮参りなどで礼装として使われていたことが特徴です。
一方の色留袖は黒留袖より格式が低いですが、カジュアル着ではなく既婚女性や振袖を卒業した女性の礼装として使われています。
振袖
振袖は歴史が長く飛鳥時代からありますが、現在では成人式などで使われています。
また、格式は一番高い位置にありますが、未婚女性の第一礼装としても有名です。
振袖の帯は金色や銀色などの袋帯で、ふくら雀や変わり結びで装うため高級感があります。
ちなみに、振袖は以下の3つの種類があり、大振袖と中振袖、小振袖です。
大振袖はもっとも格式が高く成人式で着用するケースが多く、袖丈が110センチ程度と大きくて五つ紋で絵羽柄が正式であることが特徴です。
ただし、現在では紋が入っていないシンプルなものになり、それとともに価格も安くなっています。
中振袖は以前には成人式やお祝いの場に使われることがありましたが、袖丈が90センチ程度で女性の身長に合わなくなり珍しくなっています。
小振袖は袖丈が75センチ程度と小さく、お茶会やパーティーなどに着ていかれることが多くなります。
また、普通の振袖を短く切って作れるため、好みに合わせてアレンジできます。
振袖は色や柄、テイスト、身長や体型に合わせ、おしゃれに着こなせるようにしたいものです。
また、歴史が長く価値があるため、不要になれば買取業者を利用すると高く売れます。
訪問着
訪問着の定義は「セレモニーごとに着用される服装」であり、結婚式や入学式、卒業式などに参加する際に着ていくことがよくあるパターンです。
また、訪問着の特徴は肩の部分に襟や袖の縫い目があり、柄つけに特徴があります。
柄は縫い目をまたいでつながっているため、制作工程が複雑でそれ相応の技術力が求められ販売価格が高めです。
訪問着が着用されるシーンは結婚式やお茶会が多いですが、授賞式などでは振袖や留袖より格が下がってしまいます。
また、留袖の特徴は上半身に柄がなく、訪問着と見分けやすいことです。
訪問着の選び方はシーンごとに異なり、以下のようになります。
フォーマルな場では色使いが強く柄が大きめのものが使われ、やさしい帯を合わせると効果的です。
次に、結婚式は淡い色にすると華やかさを演出でき、吉祥文様など柄にこだわると雰囲気を出せます。
次に、お子様の行事の場合はフォーマルなものが最適で、季節柄ではなく七五三などは華やかな古典柄がおすすめです。
最後に、カジュアルな場では色柄がはっきりし明るいものが最適で、小物や帯を合わせるとコーディネートを楽しめます。
訪問着には3つの種類があり、裏地をつけて仕立てた「あわせ」、裏地のない「ひとえ」、透ける部分を取り入れた「ろ」があります。
付け下げ
着物の種類の中でも付け下げは初めて聞く人も多いですが、基本的に訪問着と同じ格式にあります。
また、付け下げは独自の特徴があり、肩の縫い目をまたがずにポイント柄が入っていることです。
付け下げの着用シーンは基本的に種類ごとに異なり、子供の入学式や卒業式などのセレモニーは豪華な袋帯を、普段着の場合は名古屋帯を合わせます。
一方で、ランチ会やディナーなどカジュアルな場は、金銀が入っていない洒落袋帯または名古屋帯を使います。
付け下げは草履と組み合わせますが、セレモニーでは底が厚めで金銀などが入っているフォーマルなもの、カジュアルな場では底が薄くシンプルなものになります。
また、付け下げと訪問着は同じものだと思われますが、実際には以下のように違いがあるため混同しないよう注意が必要です。
付け下げは柄が控えめで訪問着よりも格が低く値段が安いため、使用するシーンなどが変わってきます。
このため、初めて着物を着る場合は付け下げがおすすめで、なぜなら対応するシーンが多く費用対効果が高くコーディネートを楽しめるためです。
しかし、購入すると10万円から100万円と非常に高額になるため、着物レンタルでも人気があります。
浴衣
浴衣は格式が一番低い着物になるため、結婚式や披露宴などフォーマルの場で着ることはありません。
また、お風呂に入るときに裸を隠すために着ていた湯帷子が語源であり、読み方は「ゆかたびら」から「ゆかた」になったようです。
このため、そのまま長襦袢をつけずに素肌に着るため、夏場に花火大会やお祭りなどに着ておしゃれを楽しむ人が増えています。
また、浴衣に合わせる帯は半幅帯を基本的に使いますが、名古屋帯など好みに合わせて選ばれていることが特徴です。
ちなみに、帯の結び方は「リボンバタバタ結び」が人気で、見た目がかわいらしくなりインパクトがあります。
このため、浴衣は着物の初心者やおしゃれを楽しむ人には最適で、おはしょりがいらないため着付けが簡単です。
また、浴衣には以下のような種類があり、それぞれの特徴を知ると好みや場面に合わせて選べます。
- 綿紅梅
- 綿麻
- 綿絽
- 綿紬
- 綿縮
- 縮
浴衣の選び方はカジュアルな場で使うため決まりはありませんが、肌色に合わせてベースカラーを決め体型に合わせて模様を選ぶと効果的です。
また、裾の部分に汚れがつかないよう注意し、椅子に座るときや階段や手を伸ばすときにはマナーを理解する必要があります。
古い着物を高価買取してもらおう

古い着物はリユースやレンタルなどで需要があり、そのまま捨てずに買い取ってもらうと現金と交換できます。
着物の買取は専門店やリサイクルショップなどで行っていますが、同じものでもそれぞれの店舗ごとに異なります。
また、少しでも高く売りたい場合はリサイクルショップにすると着物に関する知識がなく、相場より安い金額を提示するためなるべく避けると良さそうです。
最近では、安く買い叩いて高く売る悪徳業者も多く、アポ無しの訪問買い取りは絶対に断る必要があります。
着物の買取専門店は基本的に店頭以外にも出張や宅配など複数の方法があり、査定だけであれば無料で気軽に依頼すると便利です。
しかし、着物は価値を出しづらいものになり、専門店でも査定担当者の実績があるか確かめてから利用しないと適正な値段にならないこともあります。
このため、できるだけ多くの業者の査定金額を比較して選びたいものですが、時間に余裕がなければ口コミや評判などが良いおすすめの業者を選ぶことが大事です。
まずはバイセルの無料査定から
自宅で着る機会がなくそのままタンスや押入れなどに眠っている着物は、古くなっても価値があるため買取業者に買い取ってもらうと便利です。
しかし、着物は価値を出しづらいものになり、専門の知識がなければ実際の価値より安く買い叩かれてしまいます。
着物の買取業者の中でもバイセルは出張査定があり、わざわざ店舗にいかなくても自宅でしてもらえて現金と交換できて便利です。
また、顧客満足度が87%と高くメディアでも話題が沸騰し、着物の買取実績は5,000,000点以上と実績があります。
このため、古い着物をできるだけ高く買い取ってもらうためにはバイセルの無料査定を利用し、他社と比較してから条件に納得して依頼することをおすすめします。
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