喪服とは?着用時のマナーや種類について確認しましょう

喪服の男女

礼装には様々な種類が存在し、使用用途に応じて着用する必要があります。たとえば、結婚式や披露宴の場合は、訪問着や留袖などの着物を着用します。成人式や未婚女性の場合は、振袖のような格式が高い着物を着用し、日本の文化ともいえるでしょう。

なお、披露宴とは反対に、お葬式やお通やなどで着用する服装には「喪服」が存在します。また、スーツと喪服ではまったく異なるので、お葬式に参列する際には「喪服」の礼装で行きましょう。

本記事では、喪服の概要や生まれた背景などを詳しく解説します。また、喪服の種類や自分に似合う選び方なども一緒に解説するので、本記事を参考にして喪服のマナーを身につけていきましょう。

目次

喪服とはどんな着物?

喪服の男女
喪服とはどんな着物?

はじめに、喪服とはお葬式やお通夜などに出席する際に着る服装のことです。基本的に、喪服は黒色であり、礼装服とも呼ばれています。また、喪服はスーツと似ているものの、色彩や染め方などが異なるので、覚えていきましょう。

スーツは喪服と比較して、光沢がかかっているグレーに近い黒色であるものの、喪服の場合は、光沢がない深い黒色といった特徴があります。なお、お葬式に出席する場合は基本的に喪服を着用します。

しかし、喪服を用意できない方はスーツで出席し、その場合はなるべく光沢がない服を選ぶと良いでしょう。

なお、喪服が日本で初めて生まれた時代は、奈良時代になります。昔の日本では、お葬式に出席する際に着用する喪服は白色でした。

現在では、黒色の喪服が一般的であるものの、室町時代では白色の喪服を着用していました。喪服が黒色になった背景は、第二次世界大戦後にあります。戦争で死者が増えたことにより、喪服を着る頻度が増え、白色の喪服は汚れが目立つようになったのです。

そのため、白色から黒色へと変わり、現在に至るということです。また、戦前は喪服を着用する方は遺族のみでしたが、第二次世界大戦後には出席する方すべての方が喪服を着用するようになりました。

こうして、現在では冠婚葬祭の際に喪服を着用するようになり、マナーとして認知されるようになったのです。

喪服の種類

喪服の男性
喪服の種類

ここまで、喪服の概要やスーツとの違いなどを解説しました。ところで、スーツと喪服との違いは理解したものの、喪服の種類が気になっている方も多いのではないでしょうか。そこでここからは、喪服の種類について紹介します。

結論として、下記のような種類が存在します。

  • 正喪服
  • 準喪服(喪服)
  • 略喪服

それぞれ順番に見ていきましょう。

正喪服

はじめに、正喪服とはモーニングコートとも呼ばれ、喪主が着用する喪服のことです。また、正喪服には和装と洋装が存在し、黒色の無地といった特徴があります。和装の場合は、5つ紋が入っており、喪服の中では格式が高いです。

一方で、洋装の場合はモーニングコートと呼ばれ、通常の喪服よりも丈が長いといった特徴があります。

準喪服(喪服)

次に、純喪服とは喪主以外の方が着用する喪服のことです。一般的な喪服であり、ブラックスーツとも呼ばれています。普通のスーツとは色が異なり、濃い黒色を使用しているといった特徴があります。

なお、昔は喪主以外の方が着用していたものの、現在では喪主が着ることも増えたため、様々な冠婚葬祭で使用できます。

略喪服

最後に、略喪服とはダークスーツとも呼ばれ、ビジネスシーンや就活などでよく着用される喪服のことです。また、お通夜や告別式などに着用されることが多く、略礼装として扱われています。

なお、女性の場合は少し暗いワンピースで、正喪服のような色や素材ほど気にする必要はありません。

自分に似合う喪服の選び方

喪服の女性
自分に似合う喪服の選び方

ここまで、喪服の種類について解説しました。ここでは、自分に似合う喪服の選び方を男女別にて紹介します。

男性の場合

お葬式で着用する喪服は、基本的に純喪服です。結婚指輪以外のアクセサリーは外し、腕時計は派手なものは避けましょう。また、ネクタイや靴なども黒色で統一し、柄があるものやエナメル製のものはNGです。

喪服の下に着用するワイシャツに関しては、白色の無地のものを選んでください。

女性の場合

女性の場合は、光沢や透け感などが入っていない黒色のワンピースを着用します。また、女性の喪服にも正喪服や純喪服があり、喪主や親族の場合は正喪服を着用します。しかし、昨今では喪主の方でも純喪服を着用することが増えたため、光沢がない喪服であれば問題ありません。

アクセサリーに関しては、結婚指輪以外のアクセサリーを外してお葬式に出席するようにしましょう。

喪服のマナーとは

喪服の男女
喪服のマナーとは

喪服のマナーは、お葬式やお通夜などの故人を偲ぶ場所に着用していくため、黒色の礼装であることが一般的です。ネクタイに関しては、黒無地のものを選び、光沢や色が入っているものは避けましょう。

また、ディンプルのような結び目があるネクタイも避け、お洒落要素を無くすことが重要です。加えて、ネクタイに付属しているネクタイピンも外してから、お葬式やお通夜に出席するようにしてください。

なお、お葬式の際には喪服が一般的であるものの、昨今ではスーツを着用する方も多くいます。本来は喪服の方が良いとされているものの、喪服を所有していない方も多いので、黒色であれば良いという考えがあるのです。

喪服を着る際には、汚れやカビがないか確認していきましょう。基本的には、クローゼットの中に閉まっているので、1回着るごとにクリーニングをおすすめします。また、湿気がこもることで、カビなどが生じてしまうため、防湿剤を入れて置くと良いでしょう。

ズボンの丈の長さに関してはあまり短くせずに、座った際にふくらはぎが見えないようにします。お葬式は座っている時間が長いため、ズボンを靴に被らせるような丈の長さに調節し、余裕のある長さにしてください。

また、裾のデザインに関してはダブルではなく、シングルにした方が良いでしょう。なお、基本的に座っている際も、喪服のボタンは止めて置きます。しかし、一番下のボタンは空けるというマナーがあります。

お葬式が夏場の場合

夏場に行う葬儀に関しても、基本的にはジャケットや喪服は脱がないようにします。

喪服にセットになる靴やベルトに関しては、基本的に黒い色のものを使用しましょう。革靴は、ストレートチップと呼ばれる内羽を履きます。また、加工が強い材質やエナメルのような素材の靴は避けましょう。

ベルトも靴と同様に、シンプルなデザインを選び、加工が入っていない無地のベルトを付けます。ベルトの太さに決まりはないものの、お葬式の際におすすめするサイズは3〜3.5センチ程度がおすすめです。

カジュアルなベルトやデザインが入っているベルトは基本的には避け、幅は4センチ以下のベルトを選びましょう。

当然ながら、靴下に関しても黒色を履きます。なお、靴下に限らず、お葬式に出席する際にはなるべく綺麗な礼装で行きましょう。お座敷に上がる場合もあるので、絞りのない靴下や綺麗な靴下を履き、ない場合は購入するようにしてください。

あらかじめ礼服用の靴下を用意し、喪服と一緒に保管しておくと便利です。靴下の長さは、ズボンと同様にふくらはぎが隠れたり、素肌が見えなかったりする長さがおすすめです。

喪服の下に着るシャツに関しては、無地の白色を着るようにしましょう。一般的にはブロードと呼ばれる織りが目立たないシャツを選び、オリックスフォードのような織りが強いシャツはNGです。

衿の形は、レギュラーと呼ばれる角度が狭いシャツを選び、カッタウェイやホリゾンタル系などのシャツは避けましょう。なお、カッタウェイやホリゾンタル系は、ビジネスシーンでよく使用されますが、お葬式に出席する際は着ないようにしてください。

お葬式が冬場の場合

次に、お葬式が冬場の場合は喪服の上にコートを着用します。コートに関しても黒色や濃紺などを着用し、無地のものを選びましょう。また、NGなコートは毛皮やフェイクファーなどの柄は殺生につながるため、避けるようにしてください。

デザインに関しては、チェスターやステンカラーのようなシンプルなコートを選ぶようにしましょう。喪服を着用して葬儀に参加する際には、アクセサリーやその他アイテムは外しておきます。

既婚者の方は、結婚指輪のみを付け、その他のアクセサリーは外します。喪服を着用する際にマナーやお葬式に出席する場合のマナーなどを覚えていきましょう。

喪服をレンタルするなら

喪服には3種類存在するため、すべて所有している方は少ないのではないでしょうか。そこで喪服をレンタルできるサイトがあるのでご紹介します。喪服をレンタルしたい方は、「着物レンタルwargo」がおすすめです。

冠婚葬祭に着用する着物を取り扱っており、種類も豊富にあるので、レンタルしたい方には最適なサイトといえるでしょう。

喪服を売却したい場合は

新しい喪服を購入したい方で、現在所有している喪服を使用しなくなった方は「バイセル」といった着物買取サイトで売却できます。バイセルは、着物を高額で買取してくれるため、使わなくなった着物がある方は、一度見積りをしてみてはいかがでしょうか。

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